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リハビリテーション科について

 

 

〈リハビリテーションとは〉
病気や怪我もしくは生まれつきの身体的あるいは精神的な障害が起こると、本体ごく自然に行われていた家庭的、社会的生活が制限されてしまいます。こうした障害のある人の残された能力を最大限に高め、また新しい能力を見つけ、身体的・精神的・社会的に自立性を向上させることですべての人々がよりよい社会生活が送れることを目指し、その患者様に接しているすべての医療従事者が互いに協力し合って行っている医療のことです。リハビリテーションという言葉はなかなかわかりづらいと思いますが、障害を持つ人々が再び人間らしく生きる権利を回復するという事だと私たちは考えています。

〈リハビリテーション科の体制〉
当院のリハビリテーション科では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・マッサージ師・リハ助手合わせ42名のスタッフが地域に密着し、365日充実したリハビリテーションを提供できる体制を整えています。
・理学療法士:22名
・作業療法士:12名
・言語聴覚士:5名
・マッサージ師:1名
・リハ助手:2名
(平成27年4月現在 42名)

【充実したリハビリテーションのためのチーム医療】
当院では、患者様の人生観を尊重した医療の実現を目指すために、医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療ソーシャルワーカー・放射線技師・検査技師・薬剤師・管理栄養士・医事課が連携・協働して、情報を共有しながら患者様の生活の質の維持・向上に取り組んでいます。

〈リハビリテーション科、科長より〉
~「いつまでも 元気で暮らす 町づくり」をモットーに~
現在、周知の通り高齢化社会が急激に進み、それに伴い脳卒中の発症や骨折などによりリハビリテーションを必要とする高齢者の方も増えています。九十九里病院ではそのような方にリハビリテーションを提供する、「回復期リハビリテーション病棟」が生まれてから平成27年現在で約6年の月日が経過致しますが、リハビリテーションを必要とする方々は依然、増加しております。


当院でリハビリテーションを行なっている患者さんの大半も、普段ごく普通に生活をしていて、病気や怪我によりその生活が思った通りに出来なくなってしまった高齢者の方々です。リハビリテーションを余儀なくされてしまった事による精神的なダメージや体を思うように動かすことができなくなってしまったショックや憤り、そして、その患者さんのご家族の不安や悲しみは計り知れないものだと日々痛感しております。私達は、少しでもそのような辛い思いをしている患者さんやご家族の方々が身体的にも精神的にも良くなって頂きたいと考え、常日頃からの研鑚はもちろんのこと、患者さんの気分が暗くならないように、明るい雰囲気作りも徹底しております。


また、当院で回復期のリハビリテーションを終えた後、退院して再び住んでいた地域で過ごす不安や心配事を少しでも取り除き、円滑に在宅での生活を行なえるよう外来リハビリテーション部門でのサポートを実施してきましたが、平成25年度より、介護保険部門で行う通所リハビリテーション部門の拡充と訪問リハビリテーション部門の新設も致しました。


これからも、1人でも多くの方が「笑顔」で病院から離れ、住み慣れた地域でより良い生活が送れるように地域に根ざしたリハビリテーションを提供していき、当院が先頭に立って地域リハビリテーションの発展を担えるよう、リハビリテーション科スタッフ一同、日々精進していきたいと思います。

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