医療法人社団慈優会 九十九里病院

　平成30年8月16日に横芝光町文化会館・23日に横芝光町町民会館にて福祉体験会を行いました。第1回は4名、第2回は7名の親子が参加していただきました。
　今回は、「車椅子体験」「アイマスクを着けての歩行体験」の2つの内容で実施しました。
車椅子体験では、車椅子のパーツの呼び名や注意事項などを学んだ上で、車椅子の自操と介助を体験しました。車椅子自操では、クランクを進むことや、コンセントの抜き差し、トイレへ行く等の課題を行い、車椅子介助では、スロープや段差の昇降方法を体験しました。車椅子に初めて乗る方もいましたが、上手にクランクの通過が行えていました。また、介助での段差昇降時は、小学生が大人を介助することの大変さを実感できたようでした。
アイマスクを着けての歩行体験では、視覚障害について学び、実際に盲目状態で歩いたり、椅子に座ったり、目の不自由な方のサポート方法を体験しました。また、障害物を超えるためにはどう誘導したらいいかを実際に考えて、サポートして頂くという課題も提供させて頂き、より積極的に取り組め、内容の濃い体験会になったのではないかと感じました。会のおわりには、もしも困っている視覚障害者の方がいたらどうやって手を貸してあげたらいいですか？などの質問が挙がっていました。
今回の福祉体験を通して、障害者への理解を深めるとともに、福祉に対して新たな価値観を発見したり創造していただけたら幸いです。本日、ご参加いただいた横芝光町の皆様、社会福祉協議会の方々、お招きいただきありがとうございました。