医療法人社団慈優会 九十九里病院

　平成30年11月26日、横芝光町の小学校にて福祉体験学習を行いました。朝晩の寒さも厳しくなってきましたが、本日はそんな寒さもふっ飛ばすほど元気な3年生、39名が参加されました。今回は、「車椅子体験」「高齢者疑似体験」を実施しました。

車椅子体験では、車椅子について注意事項などを学んだ上で、車椅子の介助と車椅子の自走方法を学んで頂きました。介助で段差をこえたり、自走でクランクを進む等、車椅子操作の基本から応用まで学ぶことができました。「ここのパーツは何ていう名前ですか？」等の質問もあり、少しだけ車椅子に対して興味を持ってくれたのではないかと感じました。

高齢者疑似体験では、高齢者疑似キットを身に着けることで、視界の悪さや、手足の重さや曲げにくさ・伸びにくさ等高齢者がどのような姿勢で生活されているかを実体験して頂きました。階段昇降、折り紙を拾い折る動作、マットに寝転んでから起き上がるという課題を行うことで、どういうことが大変か、普段と何が違うか、またどういう時に手助けをしてもらいたいかを感じてもらえたかと思います。

このような体験をすることで高齢者や障害者に対して理解し、気付きや優しさを持って接することが出来るようになって頂ければ嬉しいです。本日の経験を、家族やお友達と共有することで、福祉に対する興味や関心を高めて頂けることも期待しております。また、近々高齢者の施設への見学にも行かれるということで、今後へ繋がる良い機会になったと思います。今回は、参加いただいたみなさんの体験に取り組む姿勢が積極的であり、先生方も協力的であったため、とてもスムーズに実施することが出来ました。本日、ご参加いただいた横芝光町の小学校の皆様、社会福祉協議会の方々、お招きいただきありがとうございました。